貸金業務取扱主任者資格試験の攻略サイト
最終更新日 2023/8/3
貸金業務取扱主任者.com
Top page
Contents menu
貸金業務取扱主任者資格試験の攻略サイトのご利用案内
貸金業務取扱主任者資格試験の概要
貸金業法・出資法・利息制限法等
取引に関する法令・実務(民法・民事訴訟法・倒産法等)
資金需要者等の保護(個人情報保護法・消費者契約法等)
貸金業務に関する財務・会計
過去問題集
貸金業務取扱主任者資格試験のリンク集
貸金業務取扱主任者資格試験の攻略サイトの更新情報
管理者紹介
法律系資格総合サイト

テキスト
「合格教本」


Amazon:合格教本


過去問題集

Amazon:過去問題集


予想問題

第1回~第5回

Contact us

貸金業務取扱主任者資格試験攻略に関するお問い合わせ



◎ 令和2年度試験(第15回)過去問


 問題40


弁済に関する次の①〜④の記述のうち、民法上、その内容が適切でないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

① 債務者が債権者に対して債務の弁済をしたときは、その債権は、消滅する。

② 弁済をするについて正当な利益を有する者でない第三者は、債権者及び債務者のいずれの意思にも反しない場合であっても、弁済をすることはできない。

③ 弁済をすべき場所について別段の意思表示がないときは、特定物の引渡しは債権発生の時にその物が存在した場所において、その他の弁済は債権者の現在の住所において、それぞれしなければならない。

④ 債務者は、弁済の提供の時から、債務を履行しないことによって生ずべき責任を免れる。





 問題40 解答・解説

「弁済(民法)」に関する問題です。
(第8版合格教本のP210、P212参照)

(第7版の合格教本をお持ちの方は、P210、P212参照)


①:○(適切である)
 
弁済は、債権消滅原因の一つです。債務者が債権者に対して債務の弁済をしたときは、その債権は、消滅します。

※ 第8版合格教本P210の冒頭部分を参照。

②:×(適切でない)
 弁済をするについて正当な利益を有する者でない第三者は、原則として、債務者や債権者の意思に反して弁済をすることができないとされています。
 よって、本肢は、「債権者及び債務者のいずれの意思にも反しない場合であっても、弁済をすることはできない」としている点が誤りです。

※ 第8版合格教本P210「(3)第三者の弁済」参照。

③:○(適切である)
 弁済をすべき場所について別段の意思表示がないときは、特定物の引渡し(例えば、中古車の引渡し)は
債権発生の時にその物が存在した場所においてしなければならず、その他の弁済(例えば、借入金の返済)は債権者の現在の住所においてしなければなりません。


※ 第8版合格教本P210「(2)弁済の場所」参照。

④:○(適切である)
 債務者は、
弁済の提供の時から、債務を履行しないことによって生ずべき責任を免れます。

※ 第8版合格教本P212「(10)弁済の提供の効果」参照。


正解:②




Copyright(C) Makoto Tamura All Rights Reserved